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ハネホン月例ツーリングをコーディネートする社長がその楽しさをリポートします


by hanehon
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2009 北海道ツーリング レポート1



今年も、6月4日より8日まで、恒例の北海道ツーリングで輝いて参りました。

故 淀川 長冶氏はいつもTV画面から
 ”映画って、やっぱり好いですね!さよなら、さよなら、さよなら” 
と、何十年も言い続けました。

私も言い続けて行くでしょう。

北海道ツーリングは最高だ!
又、来年も行きましょう!!


と。


今年は20年ぶりに参加する人がおりました。

20年前に、第一回の北海道ツーリングに参加し、我々とはいつも楽しくツーリングを楽しんだ
スペインのA.Gさんから
「まだ北海道ツーリングを続けているか?」
と連絡が入り、もちろんよ!と応えると、
「またぜひ参加したいので頼む!」という事で、海外からわざわざの参加者が加わりました。


なぜ?
外国から高い金を払って来るの? 
そんなに北海道でツーリングが良いの?


ですね!
それは北海道をツーリングしてみてください。
判ると思います。




6月4日 朝4時前に起き、準備した荷物を持って、車に乗り
羽田の駐車場に向かいました。
羽田空港のスカイマークのカウンター付近に続々と皆が集合してきました。
2009 北海道ツーリング レポート1_e0169970_11134988.jpg

ここで朝飯を食べておかないと、後では食べる時間がありません。
挨拶もそこそこに朝食を摂り、チケットをもらってチェックイン。
昨年のように、ブーツを脱がされた人は出ませんでした。

6:35発の札幌行きは、早朝にも関わらず8~9割の乗車率で
混みあっておりました。
2009 北海道ツーリング レポート1_e0169970_11141039.jpg


1.5時間後千歳着。
今回の札幌~苫小牧行きのタクシーは、毎年お願いしている小林さんが亡くなった為
若い二反田さんに代わりました。

確実に1年の時間差を感じました。
It's a life !これが人生さ!


天候はドンよりしてスカッとしませんが、苫小牧には既にフェリー組5人が
サラブレットのスタート前の感じで待っておりました。
2009 北海道ツーリング レポート1_e0169970_11142829.jpg


早速、私は今年の愛車R1200GSからライディングギヤを取り出し
コンテナの中で着替えをし、帰りに着る服・靴をパニヤケースに仕舞い
毎日の着替えを入れたインナーバックを、トップケースに入れて完了。

AGさんも、初めて乗るF800STの取扱方の説明を聞き、何となく判った様なので
いざ出発!!

私も、AGさんも初めての車輌で少し戸惑いながら、沼ノ端東ⅠCより
無料の日高自動車道を日高富川までノンビリ走り、車輌に慣れることにして様子を見ました。

R235に出て、ハイセイコウの銅像の建つ新冠の道の駅まで休憩はお預けです。
喫煙者はすぐ休もうとして何かと言って来ますが、いちいち聞いていたら日が暮れてしまいます。

ここはさすがにサラブレットの町
街並みが東京近郊のバイパスの様に
トヨタ、ホンダ、ニッサン、スバル、マツダ、ミツビシ、タイヤ屋さん、等々
立派なショールームが立ち並び、景気のいい感じで気持ち良くなります。

 
新冠の道の駅は、競馬の好きな人ならよだれ物の競馬グッズが色々と販売されておりました。
そして駐車場の入口のハイセイコーの銅像はカッコいいですよ。
2009 北海道ツーリング レポート1_e0169970_11145112.jpg


おやおや?
バイクに向かう途中で後ろで声がするので振り向くと、中年のおばさんがMOさんに
菓子折りをプレゼントしているではありませんか!
これはなあに?

長老のTYさんの説明では、道の駅でMOさんと話をしたおばさんが
MOさんの男ぶりに感激し、「途中で食ベな」とプレゼントしてくれたとか?
いやはやモテる男はたいしたもんですよ。



それはさて置き、この町はとても立派なのです。
豊かさが感じられます。
競馬って凄いなあ!と話しながら、二十間道路に入ってきました。

昨年は上から下りましたが、今年は下からのお通りです。
立派なもんですね! 一同2年続きで感激。
途中、まず1回目の記念撮影は、走行中のバイクを1台ずつ撮るのですが
中々スピードが合わず、正直言って上手く出来ませんでした。
ゴメンナサイ!
2009 北海道ツーリング レポート1_e0169970_11161836.jpg


二十間幅の両側にさくらの大木の並木が連なる7kmの一直線の道路は
周囲の緑の牧場に囲まれて素晴らしい眺めです。
しかし、何の為に造ったのでしょうか?
北海道開拓史によると、黒田清輝という方が北海道長官の時の明治初期に造ったそうです。
昔の人は、気宇壮大で気持ち好いですね。
最近の、私腹を肥やす事ばっかり考えてる役人とは違いますなあ。

高校の同期の横道君も、知事の時に後世に残るようなものを造ったのかな?と
ふと考えた次第です。
2009 北海道ツーリング レポート1_e0169970_11163746.jpg


全く、ここは馬の牧場ばかり続きます。
面白いですよ!
北の方の牧場は、牛です。
乳牛からコツコツと牛乳を採取し、肉牛を育てる牧畜です。
2009 北海道ツーリング レポート1_e0169970_11184534.jpg


しかし、この辺の牧場は馬を育てますが、馬からは何も採りません。
その馬が馬主に買われ、訓練し、競馬で勝てば、馬主同様に儲かるシステムです。

一攫千金を夢見て頑張っているのでしょう。
良い馬を生産した牧場は素晴らしい建物ですぐわかりますし
有名な馬の名前が看板に書かれております。

北は昔からの農業として生産を司り、南の牧場は近代の産業の様に製品を生産している感じがしました。



R236との合流点に大型商業施設がありましたので、休憩と昼食です。
回転寿司もありましたし、大型のスーパーもあり、便利な所でした。

午後のスタートは、その名も天馬街道を北上し、帯広に向かいます。

野塚トンネルを通って十勝に入り、平野になった辺で “中川一郎 生誕の地” という
小さな看板が道端に立っておりましたが、その辺には民家は見られず
かつて青嵐会で、北海の白熊としてその名を政界に轟かせ
石原都知事の盟友としてタカ派の闘士であった政治家を思い出させてくれました。

そして、広々とした芽室町の日本一の9.2kmの防風林の脇を
一気に通り過ぎ、士幌町に入り給油です。

この街はとてもよい感じの町で、自転車に乗る人が目に付きました。
北海道では余り自転車は見かけないので、目に付いたのですが
ガスステーションに自転車のショウルームが併設されており、聞くと売上が良いそうです。
自転車でも良いサイズの街なんでしょう。


少し天候が怪しくなって来たので、先を急ぎます。
次は日本一広い牧場で、十勝平野一望のナイタイ高原牧場です。

今回ナビ役のIRさんが、苦労して探した日本一です。
入口らしき門を入ってドンドン山を登ると、行けども行けども緑の絨毯が続きます。
しかし残念な事に、高くなるにつれて霧が出てきたのです。
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全員ハザードを点けて、ゆっくり上っていきました。
19台のバイクが、チカチカとハザードを焚いて走る様は何か異様でした。

道が少し下りになり広くなった所が駐車場でした。
即、階段を下りたレストハウスに入り、ソフトクリームを食べながら、外を見るのですが
濃霧に阻まれて何も見えず、残念!
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執念深い我々は、再度挑戦し、絶対にその広さを確認するぞ!と決めて
糠平温泉に向かってスタート。
またハザードの行列で進行です。
 

                                つづく
                                        HFT 佐藤
by hanehon | 2009-06-23 11:25